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『探偵はもう、死んでいる。』アニメ10～12話を画像付きネタバレ! 君彦ら勝利、シエスタ復活【最終回】
今回は2021年夏アニメ『探偵はもう、死んでいる。』10話・11話・12話（最終回）の考察をしていきます!
時間軸はアニメ4話以来の現在へと戻り、君塚君彦・夏凪渚・斎川唯はエーゲ海行きの船に乗っていました。
10話以降《SPES》カメレオンと遭遇し乱闘になりますが、シエスタが合流して君彦側が勝利。
9話でシエスタは死んでいます。
それでも君彦は夏凪渚という新しい名探偵と共に進む道を選びます。
※執筆者はコミカライズ版1～3巻を読了しています。
※ネタバレも含みますので苦手な方はご遠慮願います。
2021年夏アニメ紹介やKADOKAWAラノベ出身のアニメ『リゼロ』ラム名言集や『無職転生』の記事も読んでみてください。
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『探偵はもう、死んでいる。』概要
『探偵はもう、死んでいる。』で二語十先生は作家デビューしました。
2年前に本作が第15回MF文庫Jライトノベル新人賞で最優秀賞を受賞!!
キャラクター原案はうみぼうず先生。
『探もし』は2019年よりライトノベル5巻まで刊行。
2020年から麦子先生の絵でKADOKAWA
『月刊コミックアライブ』で漫画連載が開始。
アニメ制作はENGI、監督は栗原学さん。
ENGIは『宇崎ちゃんは遊びたい!』や『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』の制作でも知られています。
『探偵はもう、死んでいる。』キャスト
『探偵はもう、死んでいる。』アニメのキャストはこちら。
声優名をクリックすれば、各声優が出演した作品のあにどっと内記事に飛べます。
・長井新さん（君塚君彦役）
・宮下早紀さん（シエスタ役）
・竹達彩奈さん（夏凪渚役）
・高尾奏音さん（斎川唯役）
・花守ゆみりさん（ヘル役）
・白砂沙帆さん
（シャーロット・有坂・アンダーソン／シャル役）
・長縄まりあさん（アリシア役）
・松岡禎丞さん（コウモリ役）
・渕上舞さん（加瀬風靡役）
・子安武人さん（カメレオン役）
・中田譲治さん（ケルベロス役）
・佐野みのりさん（ベテルギウス役）
・久川綾さん（ローズ・ベネット役）
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『探偵はもう、死んでいる。』アニメ10話「だから俺は、探偵にはなれない」
10話：まとめ
・現在のエーゲ海に向かう船で君塚君彦・夏凪渚・斎川唯はシャーロット・有坂・アンダーソンに遭遇する
・5人が乗っている船内には亡きシエスタの遺産が隠されている（遺産の正体はアニメ12話その3で判明）
・渚と君彦がふたりっきりでディナーとバーに行く（恋愛的進展はなし）
・船内で渚が《SPES》カメレオンに誘拐される
・午後8時メインデッキで君彦は銃を持ってカメレオンと対峙する
10話その1：現在の君塚君彦・夏凪渚・斎川唯は、エーゲ海行きの船でシャルに遭遇する
『探もし』アニメ5～9話は、ライトノベル2巻の内容を放送。
アニメ2～4話と10～12話が、シエスタ死後の現在になります。
アニメ10話は夏凪渚の独白に始まる。
高3の渚は斎川邸を訪問した帰り、シエスタの夢を見た話をします（3話）。
夢で直感型の渚は理知的なシエスタと大喧嘩しますが、名探偵はこう言います。
「助手を任せる」と。
この場所が『言の葉の庭』の聖地・新宿御苑の東屋っぽい。
君彦は二人が初対面で喧嘩したと言っていましたが、渚とシエスタは12歳のときに孤児院で会っています（ラノベ3巻）。
夏凪渚という名前もコードネームで、それを名付けたのはシエスタです。
アニメ4話で計画した通り、斎川唯・君彦・渚は3人でエーゲ海旅で大きな船に乗っています。
そこで君彦は1年ぶりにシャーロット・有坂・アンダーソン（シャル）と再会。
初対面なのにシャルと渚はいきなり喧嘩。
こちらは船内でギャンブルをやって17連敗しているシャル。
シャルの身体能力は高いのですが、頭はあんまりよくありません。
彼女はシエスタの遺産が船内にあることを知ってこの船に乗り込んでいたのです。
しかし12話で遺産が君彦・渚・唯・シャルの4人であることが判明。
10話その2：渚が船内で水着姿＆君彦にツンデレする
シャーロットの言動に怒ってしまった渚は、中学生の唯と船内のプールで泳いでいます。
彼女は君彦にナイスバディな自分の水着姿を見せたかったのですが、当の本人は近くにいませんでした。
夜───
君彦は渚とふたりっきりでディナーの時間を楽しみます。
ディナーの後彼は探偵をバーに誘います。
君彦に告白されると期待した渚は、気合いを入れて待ち合わせ場所に。
でも君彦の話はロマンスな内容ではありませんでした。
君彦くん、渚に「かわいいね」と言ってあげればいいのに･･･。
ここで渚はこう自分の生き方を振り返ります。
「（シエスタから）新しい命をもらってあたしはあの鳥カゴを飛び立つことになった だけど飛び方がさ分からなかったんだよ だからあたしはこの心臓に頼った 彼女の生き方をあたしの生き方にしようって」
10話その3：渚が《SPES》カメレオンに誘拐される
©2021 二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会
バーから帰って部屋で一人寝ていた君彦。
そこで不気味な声の男が夏凪渚誘拐のアナウンスを全船内に入れます。
部屋に唯がすぐにやって来て、「午後8時に名探偵の遺産を持ってメインデッキへ来い」というメモを受け取ります。
君彦が20時にその場所に現れると、《SPES》カメレオンが触手で夏凪渚を拘束していました（画像参照）。
気絶していた渚が目を覚ますと、カメレオンは「少女の命と乗客達の命どちらかを選べ」と脅迫。
男が渚を誘拐したのは彼女が名探偵の血を内蔵しているため。
シエスタの遺産を貰えないのなら、船ごと沈没させるとも言っています。
その話を聞いた渚は、「あたしを撃って」と君彦に懇願。
このとき渚が涙を流すと一瞬だけシエスタの姿が映り･･･。
君彦は弱気の彼女にこう言います。
「まだ何者でもないのならこれから何者にでもなれるはずだ」
君彦はカメレオンに銃を向けます。
君彦のこの言葉に、私はとても元気づけられました!
シエスタに比して特技が何もないと言う渚ですが、君彦は彼女の資質に気が付いていた。
その資質についてはアニメ12話その3で説明しますね。
『探偵はもう、死んでいる。』アニメ11話「希望の中の光」
11話：まとめ
・カメレオンに拘束されていた夏凪渚が君塚君彦＆斎川唯により無事救出される
・ヘリコプターに乗ったシャーロットと加瀬風靡が君塚君彦を助ける
・加瀬風靡がライターを投げ落とし、メインデッキは火の海→カメレオンとの戦場は船底へ移動する
・君彦VS.カメレオンの途中で夏凪渚に化けたシエスタが登場する
11話その1：拘束中の夏凪渚が解放され、シャル＆加瀬風靡が君塚君彦を救出する
10話に同じく船内メインデッキに君塚君彦・夏凪渚・カメレオン・斎川唯。
君彦がカメレオンを撃つと、触手から夏凪渚が解放され船先頭の大きなクッションに落ちます。
これが失敗してたらと思うとどきどきしますね。
これはまだ生きているシエスタの回想。
君彦はカフェデート中にシエスタからこんな話を聞きます。
「“探偵"の定義とはいつだって依頼人の利益を守る存在のことだよ」
この依頼人第一の考え方は君彦や渚にも受け継がれています。
───現実の船内メインデッキ。
人間カメレオンが本物のカメレオンに変身。
カメレオンは、君彦ら全員をなぶり殺すと計画を語っていますね。
君彦が銃を撃っても彼は無傷のまま。
助手の君彦、絶体絶命です!!
ここでヘリコプターに乗ったシャーロット・有坂・アンダーソンが君彦救出に来ます。
10話以降シャルがいなかったのですが、ヘリの準備をしていたようです。
君彦より、シャルや斎川とかの方が戦闘能力高そう。
このときのシャルは『進撃の巨人』The Final Season
65話のサシャ・ブラウスと似ている。
シャーロットが乗っているヘリコプターの操縦は加瀬風靡。
ライトノベル3巻で、風靡は《SPES》全滅を目的とする12人の調律者の一員、《暗殺者》であることが判明。
アニメに登場する調律者は加瀬風靡とシエスタの2名ですが、ほかに《吸血鬼》や《巫女》などがいますね。
11話その2：カメレオン＆君彦は船底に移動する
カメレオンの攻撃により、二人のヘリコプターの燃料タンクから液体が漏洩。
その間、カメレオンは姿を消します。
加瀬風靡がライターを空から船内に落とすと
メインデッキは火の海に。
カメレオン超苦しそう。
火の海では決着がつかないとして、男は床を破って君彦と船底に移動。
©2021 二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会
回想ででヘルに化けたシエスタが再登場。
ヘルの体を乗っ取った名探偵はこう言います。
「実は私の心臓はちょっと特別製でね アリシアは言った 生きたいと学校に通いたいと だから私がこの体の中に侵入してヘルの意識を抑え込む それがたった1つアリシアを救える手段だった 依頼人の利益を守ることが探偵の仕事だから 本物の探偵は事件が起こる前に事件を解決しておく」
シエスタさん、君彦に相談もなしに一人で行動しすぎです･･･泣。
画像の紫の花を見てください。
アニメ1話トイレの花子さんが売っていたクスリは、シエスタの体に咲くこの花から生まれたものでした。
シエスタがここで初めて涙を流します。
「私たちは自分よりも相手のことを信じてやってきた 私は君を忘れない! 君のことだけは忘れない! 長い時間はかかるかもしれない それでも必ず! もう一度この体は君に会いに行く!」
11話その3：君彦とカメレオンとの対戦中にシエスタが現れる
船底に移動したカメレオンと君彦の元に、渚の姿をしたシエスタが登場。
カメレオンは容赦なく君彦達を殺す気満々です。
そこで君彦はこの巨体を素手で倒そうと走り出す。
そのとき夏凪渚の姿をしたシエスタが登場、カメレオンを銃で撃ちます。
『探偵はもう、死んでいる。』アニメ12話「君と過ごした、あの目も眩むような三年間は」
12話：まとめ
・孤島の地でヘルの格好をしたシエスタが君塚君彦に新しい相方の名前（夏凪渚）を教える
・船底で君彦＆夏凪渚に化けたシエスタがカメレオンに勝利する
・シエスタが死んでも、自分は一人じゃないと君彦は彼女に伝える
・夏凪渚が君彦との名探偵続行を決め、船内の新たな事件現場に走って向かう
12話その1：孤島の広い地でシエスタは君塚君彦にささやく
ついに『探偵はもう、死んでいる。』最終回まで来ましたね!
アニメ12話が放送されたのは9月19日（日）。
12話の舞台は9話その3、11話その2と同じ孤島の広い場所で、シエスタは君塚君彦のそばについています。
ここでシエスタは眠っている彼に話しかけます。
「バカか君は あの船でお別れしたつもりだったのに 君私のこと好きすぎじゃない？ 次に君が目を覚ましたとき私はもういないけど 大丈夫きっと私の代わりに君を助けてくれる ヘルの意識を封印しこの肉体が生まれ変わるための新しい名前 ねえ助手 君の眠りを覚ます者の名前は───」
（名前が気になる方は12話その3へ）
シエスタの赤リボンは、アニメ2話以降で夏凪渚が付けているものと同じもの。
12話その2：君彦とシエスタがカメレオンに勝利する
舞台はアニメ11話その2・その3に同じ船底にカメレオン・君彦・夏凪渚になったシエスタ。
君彦とシエスタはこんな乱闘中にも余裕の表情（？）で会話します!
「君がそっち側でいいの？ そいつ（カメレオン）はもう私に攻撃できないんだから 私が正面の方が都合がいいと思うんだけど」
君彦＆シエスタが容赦なしに銃で撃つのでカメレオンはなかなかに苦しそう。
しかしシエスタが（7話その2の）ベッドで君彦とやったのか、と質問をすると巨体は威勢をはります。
答えはNO!
自分たちの身長の2倍程あるカメレオンを相手に、君彦＆シエスタは勝利。
じつはシエスタ、渚に「君塚を助けてほしい」と頼まれて戻ってきたのでした。
自分が死んだ後の君彦を心配するシエスタに対し、助手は自信を持ってこう答えます。
「寂しいかって？ 悪い そんなこと考える暇もないくらい騒がしい奴らがそばにいるんだよ だからもう一人じゃない」
君彦、アニメ1話のときとは見違えるほどに強くなったのが分かるセリフです。
12話その3：君彦がシャル・斎川唯・加瀬風靡に最後の言葉を交わす
《SPES》カメレオンとの乱闘を勝利に終え、君彦は船内でシャルにその話をします。
ここでシャルは、マームの墓参りに必要な花を一緒に買いに行こうと君彦を誘う。
ちなみに墓参りシーンはアニメ未放送。
14時前、君彦は斎川唯にジャケットを買ってもらっていました。
このあと唯にゃのライブが開催されるそうです!
全キャラクターのなかで、最年少で中学生の唯にゃが一番落ち着いていたような気がしますね。
ヘリコプターで君彦を手助けしてくれた加瀬風靡にも会います。
「あのことなら夏凪にはまだ伝えませんよ」と言って会話は終了。
12話その4：君彦は渚に名探偵続行を依頼し、新しい事件に取りかかる
最後に君彦は渚とバーで会います。
君塚に似合わないジャケットを、唯にゃに買ってもらった事に、彼女はドン引き。
君彦は彼女に名探偵を続けてくれるよう依頼。
ここで渚とシエスタとの会話シーンも回想で流れて･･･。
助手は渚のことを「夏凪には本人ですら気付いていない資質がある きっと夏凪は人がもっとも欲しいその言葉や行為を与えることができる能力を持っている だからお前は最高の名探偵だよ」と評価しています。
渚が一瞬だけシエスタに変わって、君たち4人こそが私が遺した遺産で最後の希望と言っていますね。
そんな会話をしていると、「お客様の中に探偵の方はいらっしゃいませんか？」という船内アナウンスが流れます!
それを聞いた君彦と渚は、現場へ走っていきました───。
最後に孤島の広い地にシエスタと眠っている君彦。
「ねえ助手 覚えておいて いつか君の眠りを覚ます者の名前は───夏凪渚」
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まとめ
今回は『探偵はもう、死んでいる。』アニメ10～12話を
ネタバレ考察してみました!
シエスタの死亡後ライトノベル4巻・孤島の研究所の培養槽で生きていることが判明しますが、アニメでは未放送のまま完結しましたね。
時間軸が行ったり来たりするので情報整理が必要な作品ではあります。
あとアニメ版シエスタちゃんがとくにかわいかったです!
それ以上に全12話完結なのが惜しいくらいストーリーが面白く、いつまでも観ていたいと思える物語でした。
次回で、7月4日（日）～9月19日（日）放送の『探もし』全12話をまとめてみます!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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