心に刺さる青春群青劇。アニメ『ブルーピリオド』の魅力と見どころを解説。
※ネタバレも含みますので苦手な方はご容赦願います。
ブルーピリオドとは?
概要
『ブルーピリオド』は『山口つばさ』先生による作品となっています。
絵の世界に目覚めた主人公が、絵の魅力を知り、難関の東京藝術大学に合格するべく、苦悩や努力を描いた青春群像劇です。
ブルーピリオドは「マンガ大賞」や「このマンガはすごい!」などのたくさんの賞を受賞しています。
アニメ放送は年10月2日ー12月28日の期間で、全12話の放送となっています。
『月刊アフタヌーン』(講談社)にて2017年6月24日から連載開始しており、現在も連載中の作品です。
2022年3月25日ー4月3日にの期間、天王州 銀河劇場で舞台化も決定してます。
『ブルーピリオ』の作者について
ブルーピリオドの原作を手掛ける『山口つばさ』さんは、6月6日生まれの東京都出身です。
都立芸術高校卒業後、ブルーピリオドの舞台となる、東京藝術大学を卒業をし、その後、アフタヌーン四季賞を受賞しています。
『ブルーピリオド』のあらすじ
成績は優秀だがタバコや酒をする不良優等生、矢口八虎。
友達と楽しくつるむも、味気ない日々を送っていたが、ある日、美術室で見た一枚の絵に惹かれる。
美術部に入部したことで、美術大学の受験を目指していく。
ブルーピリオド キャラ紹介
矢口 八虎 声優:峯田大夢
友達と飲酒やタバコを吸っている一方で、成績はトップクラスの不良優等生。
普通に人付き合いや勉強をこなす反面、何もやっても達成感が得られない日々を送っている。
ある日、美術室で見た一枚の絵に惹かれた事がきっかけで、美術部に入り絵の魅力に引き込まれていき、美大の受験を目指すようになる。
鮎川 龍二 声優:花守ゆみり
八虎と同級生の美術部員。男性だが心は女性。
八虎が絵に興味を持った事に気づき、美術部の入部のきっかけを作る。
八虎にアドバイスや助言をするぐらい仲はいいが、一言多い性格で度々喧嘩になってしまう。
祖母の影響で、日本画を専攻している。
高橋 世田介 声優:山下大輝
八虎が美大専門の予備校の冬季講習で出会った、同い年の天才少年。
才能と技術、孤高な性格が八虎にとって、刺激を与えるライバル的存在。
予備校を辞めるも、互いに意識し合い、いい関係を築いている。
桑名 マキ 声優:宮本郁芽
予備校の冬季講習、夏期講習で八虎と一緒になった、天才少女。
家族が全員、東京藝術大学出身のサラブレット。
絵の才能はピカイチだが、予備校の油絵科主席合格の姉を意識している。
明るく、人懐っこい性格だが、闇を抱えた一面もある。
橋田 悠 声優:河西健吾
世田介と同じ高校の美術コースに通っていた、おさげ髪の青年。
高校の頃からの美術の変体と有名人で、豊富な知識を持つ。
関西弁で、人を焚きつけることがうまい。
絵は「典型的な知識や理屈が先行している」タイプ。
ブルーピリオドの3つの魅力
ブルーピリオドがどんなアニメかご存知でない方にも、簡単にその魅力を3つご紹介しようと思います!
魅力1:王道だが、新しいスポ根アニメ
ブルーピリオドは目標がなかった青年が、
絵の魅力を知り、
努力して目標を目指す王道のスポ根アニメとなっています。
今までのスポ根アニメと少し違う所は敵は自分自身である事です。
美術を始めるのが遅い八虎は周りに追いつける様に、
自分と向き合い続けていきます。
自分と向き合う事での苦悩や葛藤が美術というテーマを通して描かれていて、
青春そのものが詰まっています。
決して凄くもない特殊な力もない八虎がひたすら努力する姿は、
心に刺さるものがあると思います。
魅力2:今からでもやれると、背中を後押しさせられる
ブルーピリオドのもう一つの魅力は、
何かを始める事に対して背中を押してくれる所にあると思います。
特にこの作品は人生を好き事で生きるといった、
現実ではなかなか怖くてやれない所を、
その怖さをリアルに伝えながらも美しく表現しています。
好きなことで生きる事の素晴らしさや、
人生の充実感をアニメを通して感じる事ができ、
今からでもやってみようという気持ちを与えてくれます。
このアニメを見てやりたかった事を始めるきっかけになるのではないでしょうか。
魅力3:美術の知識がわかり、絵の見方が変わる
3つ目の見どころは美術で藝術大学を目指す主人公と共に、
疑似体験ができる所にあると思います。
素人の主人公が絵の基礎から学習し絵の魅力を知ることができ、
美術に対しての知識や説明が詳しく描かれている為、
絵について知らない人でも分かるようになります。
日々の生活でふと絵を見た時、
アニメを見る前と後では見方が全然変わっていると思います。
アニメを見るだけで勝手に日々の生活にプラスや刺激を与えてくれるので、
今までと違った自分にも出会えるかもしれませね。
ブルーピリオド 見どころ
見どころ①美術に本気を出す八虎
まず、ブルーピリオドの見どころは、八虎の成長にあります。
アニメの第1話、
日々の生活に物足りなさを感じている中、
美術部で一枚の絵に心を奪われます。
そこで美術部の先生の「美術は文字じゃない言葉なんですから」の言葉が心にひっかかります。
美術の授業で八虎は友達と朝まで遊んだ、
朝のまだ人のいない青がかった渋谷の絵を自分が伝えたいありのままに描き、
友人に理解してもらったことで涙を流します。
それは八虎にとって、
初めてちゃんと会話をしたと感じる瞬間でした。
「俺の心臓は、今動き出したみたいだ」と、
美術にのめりこんでいく八虎は今までとは別人の様に、
生き生きと絵を描き続けます。
そんな八虎の本気が一番伝わってくるのは、
アニメの第4話、
世田介に「美術じゃなくても良かった癖に」と言われた時です。
世田介は八虎に「何でも持ってる人がこっちに(美術)に来んなよ」と言います。
世田介にそう思われているのは実力がないからだと、
泣きながら悔しい気持ちをキャンパスにぶつけます。
「俺の絵で、全員殺す。その為ならなんでもやる」
このシーンとセリフには、八虎の本気に感じられ鳥肌が立ちます。
様々な人と出会いと経験をつみ、
苦悩しながらも成長してく姿に心奪われる事間違いなしでしょう。
見どころ②予備校に通う生徒達の青春が熱い
美大を目指す現役生が集まる予備校に通う事になった八虎は、
世田介や橋田、桑名達に出会います。
八虎と共に勉強していくにつれて、
一人一人の苦悩や努力が見えてきます。
藝大を主席合格した姉を持つ桑名は、
その存在にコンプレックスを持ち、
プレッシャーと常に戦っています。
橋田はとにかく絵が大好きで、
自分以外の絵を見ることに興奮します。
そして八虎のライバルになっていく世田介。
最初の出会いからずっとギクシャクしていますが、
お互いに無い物を持っている者同士で意識し合い、
いい関係を築いていきます。
ブルーピリオドには、美大を目指す生徒達の青春が詰まっていて、
心が熱く感じる事ができると思います。
見どころ③裸で語り合う八虎と龍二
アニメ第9話。
性別と日本絵で苦しむ龍二は、
藝大受験でキャンパスに×を書いて退席してしまいます。
それを聞いた八虎は心配し、
龍二に電話をするのですが、
「あんたは溺れている人がいたら救命道具を持ってきても海に飛び込む事はしない」と、
電話を切られてしまいます。
龍二をもっと知りたいと思う八虎は、
次の日に電話をかけるのですが、
家族と揉めていた龍二は、
八虎に「溺れにいかない?海に」と聞きます。
2次試験を控える八虎はですが、
龍二と海に向かう事を決意し、
来るはずがないと思っていて驚く龍二と共に、
小田原の海が見えるホテルに泊まる事になります。
そこで龍二の案でセルフヌードを書く事になり、
裸のまま龍二は八虎に今までの苦しみをすべて吐き出します。
龍二が立ち直り前を向いて歩き出すシーンは、
若者だけでなく人間そのもの苦悩と立ち直りが描かれていて、
見る人の心に刺さる、感動のシーンとなります。
そして八虎のとっても裸で話し合いセルフヌードを書くことで、
美術家としても人間としても、
多く成長する事になります。
『ブルーピリオド』の視聴者の感想・評価
きちんと『人のカタチ』をしていて、
誠実に作られた骨のある青春ドラマを求める方には好適の逸品です。
受験を通して、主人公が自分自身について深く考え、
成長していく様子をつぶさに見せてくれる。
これはどの世代にも響くだろう。
ブルーピリオドを無料で見るには?
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まとめ
今回紹介した「ブルーピリオド」いかがだったでしょうか。
王道なスポ根アニメならではの内容と一味違った展開には、
一度見たら目が離せなくなると思います。
そして青年達の青春に、
心が熱くなると同時に、
今からでも好きな事をやってみようと、
人生のいい刺激になってくれると思います。
忙しい日々が繰り返しの毎日の様に感じてしまっているなら、
是非、アニメ「ブルーピリオ」を見てみてはいかがでしょうか。
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