illustratorとPhotoshopの違いや特徴とは？

2020年9月22日2020年11月4日

Adobeを代表するグラフィックソフト。
「Photoshop」と「Illustrator」

はじめて購入する人や初心者の人にとっては
違いが分かりずらいかもしれません。

そんな方のために、２つの違いや特徴をご紹介します！

まず、Photoshopとillustratorを知らない人のために
簡単にどんなソフトなのかを説明します。

Photoshopとは？

写真の加工や写真同士の合成、写真の詳細な色調整など、
画像を扱ったデザインを得意とするソフトがPhotoshopです。

画像の加工は「Photoshop」と覚えてください。

illustratorとは？

ロゴやイラスト、雑誌やチラシ、ポスターなどの
平面のデザインをつくることを得意とするソフトがillustratorです。

図形やイラスト、印刷物の作成は「illustrator」と覚えてください。

Photoshopの特徴

Photoshopはビットマップデータを扱い、
おもに画像の加工を得意としています。

写真を切り抜いたり、別の写真と合わせて
新しいイメージをつくりだしたり、色や明るさの調整などをします。

そもそもビットマップデータってなんだ？って思いますよね…

ビットマップデータとは

例えば写真を拡大した時に、マス目(ドット)
ひとつひとつに色がついたものが集まっています。
この格子状のマス目が集まった画像データのことを
ビットマップデータといいます。

illustratorの特徴

illustratorはベクトルデータを扱うもの。

ベクトルデータとは
どれだけ拡大や縮小をしても
高画質なままで変形処理が自由自在で、
またビットマップデータよりも容量が小さくなります。

Photoshopでできること

• 写真の切り抜き、合成

• 画像の加工やレタッチ

• 色や明るさ調整

• ポリゴンやイラスト風のグラフィックを作る

• CGや立体を作れる

• Webデザイン

画像の加工や編集をしたいときは
「Photoshop」を使うといいでしょう！

illustratorでできること

• ロゴデザインやパッケージデザインの制作

• イラストの制作

• 雑誌や広告のデザイン

• 柄作り

• 名刺やポスター制作

図形やイラスト、ロゴの制作をしたいときは
「illustrator」を使うといいでしょう！

Photoshopとillustratorの違い

最後にPhotoshopとillustratorの違いについて。

この2つの違いとは、
「ビットマップデータ」と「ベクトルデータ」

まず2つのデータについて説明すると

「ビットマップデータ」は、
細かいドットが集合して色を表現していて
ドットひとつひとつに色をつけられることが可能だが、
拡大や縮小を繰り返すと画質が荒くなるのが特徴。

「ベクトルデータ」は、
ポイント（点）ライン（線）ポリゴン（面）の
3つの要素で表現されたもの。

ベクトルデータは画像を縮小したり、
その後もとのサイズに戻しても画質が損なわれることがないのが特徴。

Photoshopは、
主に写真やイラストの修正や合成に使われるソフトで
ビットマップ画像を扱うのが得意とされていて、
ベクトルデータではできない細かい色や陰影の強弱の表現ができる。

だからこそ、ビットマップ画像を扱う
Photoshopは画像加工に向いているソフトといえます。

illustratorは、
イラストやロゴの制作に向いたソフトで
ベクター画像を扱うが、こちらはPhotoshopの
ビットマップ画像のような点の集まりではなく、
画像を構成する点と線が数値化されているため、
拡大・縮小をしても画像が荒れることはない。
また使うポイントやシーンが多岐にわたるイラストやロゴは、
拡大や変形によって画像が劣化してしまうと
途端に使いにくくなってしまうので、ベクター画像での制作が求められてくる。

だからこそ、
ベクター画像を扱うillustratorはイラストやロゴ制作に向いているソフトといえます。

なので、画像編集をしたい方は「Photoshop」　

イラストやロゴなどのデザインをしたい方は「illustrator」
を使ってみてください！