金塊をめぐるサバイバルバトル。『ゴールデンカムイ』の見どころと魅力を解説。
※ネタバレも含みますので苦手な方はご容赦願います。
ゴールデンカムイとは?
概要
『ゴールデンカムイ』とは、野田サトル先生による明治末期の北海道・樺太を舞台にした、アイヌの金塊をめぐるサバイバルバトル漫画となります。
『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2014年から連載中で2022年には累計部数1800万部を突破しています。
作者の野田サトル先生は北海道北広島市出身です。
ゴールデンカムイの主人公は、屯田兵で日露戦争に従軍した曽祖父の名前からとられており、『銀狼王』と日露戦争帰りの曽祖母の話の融合させ出来たお話しみたいです。
野田サトル先生の写真や詳しい情報は非公表となっていますが、「寡黙だけど、とても意思が強い人」みたいです。
あらすじ
日露戦争終結後の冬、元陸軍兵の杉元 佐一は、戦争で亡くなった幼馴染の奥さんの眼病の治療費を得るため北海道で砂金を採っていた。
そこでアイヌが秘蔵していた金塊のことを知る。
そして「網走監獄」の死刑囚、通称「のっぺらぼう」が、
24人の囚人の体に金塊の在処を示した刺青いれ、
脱獄させた事を知る。
直後に冬眠明けのヒグマに襲われ、窮地を救ってくれたアイヌの少女・アシㇼパに出会った事をきっかけに、金塊を狙う者達との金塊をめぐるサバイバルバトルが始まる。
ゴールデンカムイ キャラ紹介
杉本 佐一 声優:小林親弘
本作の主人公。不死身と呼ばれた男。
元大日本帝国陸軍一等卒、元第一師団特別支援隊隊員。
鬼神のような戦闘力と強運、生への凄まじい執念の持ち主。
重篤な負傷でも翌日には治癒し戦場を駆ける驚異的な回復力から「不死身の杉元」の異名で一目置かれていた。
アシㇼパ 声優:白石晴香
本作のヒロイン。アイヌの愛娘。
10代前半の天真爛漫なアイヌの少女で、父親譲りの緑が散った濃紺色の瞳を持つ。
外見と年齢に反して、理知的で賢く豪胆な性格の持ち主。
作中では主に北海道の自然とアイヌ文化を紹介する案内役を担っている。
白石 由竹 声優:伊藤健太郎
愛され脱獄王。
強盗と度重なる脱獄で収監されていた入れ墨の囚人の1人。
関節を自在に外して狭い隙間を出入りできる人間離れした身体能力を持つ、通称「脱獄王」。
器用さ、観察力、コミュニケーション能力が高い為、間謀役として能力を発揮する。
土方 歳三 声優:中田譲治
新撰組 鬼の副長。
齢は70を越しているが、眼光鋭く血気劣らぬ若々しい人物。
入れ墨の囚人たちの脱獄を主導した主犯格。
土方一味として、金塊を狙っている。
鶴見 篤四郎 声優:大塚芳忠
反逆の情報将校。
アイヌ埋蔵金を狙う第七師団の首謀者。
頭蓋骨全面と前頭葉の一部が損傷している為、額当を着ている異様な男。
師団内の反乱分子の主犯格でもある。
尾形 百之助 声優:津田健次郎
孤高の山猫スナイパー。
300メートル以内であれば確実に頭部を撃ち抜くほどの凄腕のスナイパー。
第七師団や杉元一味、土方一味と転々と行動をするものの、どこにも属さない謎が多い人物。
常に無表情で嫌味っぽいが、かわいい一面も持っている。
ゴールデンカムイ 3つの魅力
ゴールデンカムイがどんなアニメかご存知でない方にも、簡単にその魅力を3つご紹介しようと思います!
魅力1:個性的なキャラクター達
『ゴールデンカムイ』の魅力の一つは、
何と言っても個性的なキャラクター達です。
杉元を始め、白石、鶴見、緒方等、
個性全開のキャラクターが集まっています。
もはや、その生態は変人と言った方がしっくりくる程です。
しかし、この変人的なキャラクター達だからこそ、
ストーリーの展開を広げてくれていると思います。
飽きない一人一人のキャラクター達の生態は、
要チェックだと思います。
魅力2:人間の欲望が剝き出しのストーリー
『ゴールデンカムイ』の魅力の一つは、
金塊を求める以外にも、
様々な人間の欲望が描かれている所にあると思います。
例えば画像のキャラクター、家永は、
完璧さを求める殺人犯です。
美しい見た目の美女だが、
正体は「元医者の老人の男」です。
自分の身体の不調部と同じ部位を食べることで
回復するという信念の下に
殺人を繰り返し人間の該当部を食べて
最高の自分になるという、
欲望を持っています。
こういった欲望の為に生きるキャラクター達が
更にストーリーを展開させ、
敵だった者が味方になったり
味方だった者が敵になる等、
ワクワク・ドキドキするストーリーにしてくれていると思います。
魅力3:アイヌの文化が詳しく分かる
ゴールデンカムイの魅力の一つは、
アイヌ民族の文化が詳しく描かれていている所にあると思います。
その詳しさは、研究者も驚く程に詳しく
更に綺麗に解かりやすく描かれていると言われています。
アイヌ語や、料理、崇拝するものや、狩りの仕方等
見ているだけでアイヌを知ることができます。
そして、そのアイヌ文化も物語に必要な素材なので
自然と見る事が出来ます。
アイヌ民族の文化を知ることで
世界観が変わるきっかけになるのではないでしょうか。
ゴールデンカムイ 見どころ
見どころ①シリアスな内容の中のギャグシーン
一つ目のゴールデンカムイの見どころには
金塊を求めるサバイバルバトルの中に挟まれる
ギャグシーンにあります。
画像のシーンは第二期20話で
「ラッコ鍋」を食べているシーンとなります。
ラッコ鍋とは
ラッコの煮える匂いに欲情を刺激する効果があり
そのラッコ鍋を男5人で食べてしまい
欲情していまう恐ろしいシーンとなります。
お互い信用し合っていない5人が
いきなりお互いを魅力的に感じだし
ムラムラする気持ちをふんどしで相撲を取り合って発散させるこのシーンは、
いきなりシリアスなムードを変えてくれます。
また、第三期26話では、
命懸けの戦いの最中、野生のクズリ(ヒグマに引けを取らない凶暴な動物)に遭遇してしまい
「バーニャ」というロシアのサウナに逃げ込んでしまったシーンでは
誰が先に小屋から出るかの我慢比べが始まります。
叩くと血行が良くなるという
白樺の葉を束ねた「ヴェニク」で
全裸のままでお互いを叩き合います。
いきなり始まるギャグについつい笑ってしまいます。
こういったギャグシーンを入れる事で、
シリアスなストーリー展開に疲れずに
楽しんで見る事が出来るのではないでしょうか。
見どころ②バトルシーンもカッコイイ
ゴールデンカムイの見どころの一つには
戦争等を経験してきた
人間ならではのカッコイイバトルシーンにあると思います。
特に第三期32話の
ロシアの国境での尾形とヴァシリのスナイパー勝負では
命を懸けたスナイパー同士の読み合いは見どころです。
フェイクのカカシを作って何十時間も動かずに
相手を動きを待つ尾形と
フェイクか本物かを見極めようと動かないヴァシリとの対決は、
見ている自分まで息を飲んでしまう程のバトルシーンとなっています。
こういった、ピストル、刀、爆弾等を使い
様々な環境に左右されながら
経験と身体能力で戦うバトルには
バラエティーの豊かさとリアルさがあり
その時代に合った描写でかっこっよく描かれていると思います。
見どころ③戦争ならではの泣けるシーン
戦後を描くこのアニメには
戦争を生きたキャラクター達の様々な過去に触れたストーリーが存在し、
戦争の悲しさや虚しさ
その時代の葛藤や理不尽等が描かれています。
その中でも泣けるシーンが、
第二期18話の谷垣源次郎の過去が見どころとなっています。
兵隊になる前
故郷で親友の賢吉とマタギ(猟師)をやっていました。
賢吉は谷垣の妹と結婚し
家の近くの小屋で仲良く生活していましたが
ある日小屋が全焼し
妹の焼けた死体と死体に刺さった賢吉の小刀を発見します。
妹を殺した賢吉に復讐する為に
賢吉がいると情報を得た
第七師団に谷垣も入隊します。
谷垣は過酷な戦争で生き延びながらも賢吉を探し続け
遂に戦場で瀕死の賢吉と再会します。
しかし、賢吉から聞かされる真実は谷垣が思っていたものとは違っていました。
このストーリーはこの時代の悲しみが詰まったものとなっていて
自分の今の幸せを改めて感じる事が出来ると思います。
『ゴールデンカムイ』の視聴者の感想・評価
アイヌの金塊を巡る一攫千金サバイバルも、
敵見方、登場人物が複雑に絡み合い、
生存競争も苛烈になってきました。
冒険・グルメ・戦闘、そしてアイヌ文化と、
どこか実写的な編集と演出で、
少々ギャグ寄りの演出も多くなってきましたが、
相変わらず引き込まれるなといった序盤の印象。
2018年春クールのベスト。私にとって『ゴールデンカムイ1期』をこのように位置づけてます。
冒険、グロ、エロ、メシ、歴史、アイヌの文化、サバイバル、狩猟、奇怪な登場人物たち、、、成分豊富な幕の内弁当みたいな良作でした。
ゴールデンカムイを無料で見るには?
おすすめの視聴方法は「Dアニメストア」となっております!
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まとめ
『ゴールデンカムイ』いかがだったでしょうか。
個性的なキャラクター達が描くサバイバルバトルは
人間の欲望が剝き出しの、壮大なアニメとなっています。
その中にも、人間味のあるストーリーや
突如始まる笑えるギャグシーン
カッコイイ戦闘シーン等
バラエティー豊かで飽きることなく見る事ができる思います。
そして、アイヌの文化や戦争に触れ
自分の価値観変化をくれるのではないでしょうか。
是非、『ゴールデンカムイ』を見て頂いて、様々な感情を感じて見てください。
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